日本生理心理学会で研究員が花の癒しの効果に関する研究を発表
平成28年5月14日、15日に第34回日本生理心理学会が名古屋大学で開催されました。当財団からは、内田主任研究員、木村主任研究員、山岡顧問が参加し、「花による心身の癒し -ストレスと自律神経,肩こり度との関連について-」というテーマで研究発表を行いました。この研究は日本大学松本教授との共同研究で行われ、花によるストレス緩和効果を調べました。自ら花を生けて鑑賞した場合と、他人が生けた花を鑑賞した場合、花でない写真を鑑賞した場合との違いを調べました。
その結果、自ら花を生けて鑑賞することによって、心が癒され、肩の筋硬度が低下し、副交感神経機能が活性化しました。更にストレスが高い人ほど、副交感神経機能がより活性化しました。つまり、ストレスが高い時、一輪の花を生けて、鑑賞すると、こころと体が癒されることが明らかになりました。