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- 一般財団法人MOA健康科学センター
研究員 田中英明 博士 (公衆衛生学)
「線維筋痛症」についての認知度は低く、病気の理解も途上段階にあります。国内では推定200万人の患者が存在するとされています。全身に激しい痛みが広範囲に繰り返し起こり、症状は3カ月以上持続するものです。血液検査では異常は認められず、痛みの原因は良く分かっておりませんが、肉体的ストレスや心理的ストレスが要因であると考えられています。
今回のDVDは、線維筋痛症を患う12名の患者に対して岡田式浄化療法を実施した期間と実施しなかった期間において症状の違いを比較した研究を紹介したものです。岡田式浄化療法を継続して受けることで全身の疼痛、抑うつ状態、線維筋痛症に伴う各種症状が和らぎ、服薬量を減らせることが示唆されました。